貨幣と欲望

資本主義の精神解剖学

ちくま学芸文庫

佐伯啓思

2013年6月30日

筑摩書房

1,650円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 文庫

今なぜグローバル経済は、きわめて不安定化しているのか。その深層には、限りなく増殖し続けている人間の欲望と貨幣の作用の存在がある。そしてそれらを突き動かしているものは、経済学だけではとうてい理解できない。フロイトやラカンの精神分析、ニーチェやハイデッガーの哲学的議論、さらにウェーバーやゾンバルトの社会学ーこれらを総合し、資本主義の誕生から現代に至るまでの経済を、単なる経済現象としてだけでなく、人間精神の表現として捉え直す。現代資本主義を根源から批判的に考察する「精神解剖学」の試み。

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starstarstarstar 4.0 2022年02月08日
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