世界システム論講義

ヨーロッパと近代世界

ちくま学芸文庫

川北 稔

2016年1月7日

筑摩書房

1,320円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

“近代世界を一つの巨大な生き物のように考え、近代の世界史をそうした有機体の展開過程としてとらえる見方”、それが「世界システム論」にほかならない。この見方によって、現代世界がどのような構造をもって成立したかが浮き彫りとなる。すなわち、大航海時代から始まるヨーロッパの中核性、南北問題、ヘゲモニー国家の変遷など、近代のさまざまな特徴は、世界システム内の相互影響を分析することで、はじめてその実相を露わにするのだ。同時にそれは、歴史を「国」単位で見ることからわれわれを解放する。第一人者が豊富なトピックとともに説く、知的興趣あふれる講義。

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Readeeユーザー

世界システム論が簡単に理解できる

starstarstarstar 4.0 2022年03月23日

話題の世界システム論を非常に簡易に理解できる良本。

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