文章読本さん江
ちくま文庫
斎藤美奈子
2007年12月31日
筑摩書房
968円(税込)
語学・学習参考書 / 文庫
名だたる名文家が次々と名乗りを挙げ、叱ったり諭したり自慢したり(?)して文章をご指南くださる「文章読本」。そんなありがたい指南書が100年に亘り延々書き続けられたのはなぜか。大御所たちの思惑、「文章読本界」の抗争、そして国語・作文教育の変遷にまで切り込み、「文章読本」をめぐる悲喜劇を見事に描き出す。文庫化にあたりネット時代の文章読本について新規書き下ろし。小林秀雄賞受賞作。
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姐さんもなかなかどうして
マニアのように読みこなし、巨匠たちのおかしな点を正面から、斜めからぶった斬る。おもしろくもあり、おもしろい。そう、文章で表現することはいかに面白いことかを丁寧に具に、文章の沼にはまりながら考察された一冊。
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