レトリックと詭弁
禁断の議論術講座
ちくま文庫 こー37-1
香西 秀信
2010年5月1日
筑摩書房
814円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
議論で打ち負かされるのは本当に嫌なもの。自らに非がないにもかかわらず、いつの間にか相手の術中に嵌って二者択一を迫られたり、説明責任を負わされたりして、ディレンマに陥って沈黙せざるを得なかった経験が誰にでもあるはず。相手がしかけた罠を見破り撥ね返すにはどうすればよいのか。社会人として、自分の身を守るために必要なテクニックを伝授する。
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議論で打ち負かされるのは本当に悔しい。いつの間にか相手の術中に嵌って二者択一を迫られるし、説明責任を負わされる。この本はそんな相手へ強力な武器になる結版
□「定義による論証」に対する反論(別の定義を見つけ,元の定義を否定する) □「類似による論証」に対する反論(似ているという2つの事例間の類似性を否定する。特に比べられている2つの事例の範疇(階層)が異なることに注目すると反論がしやすい) □「譬えによる論証」に対する反論(譬えには誇張があるので,その誇張をさらに拡大して,相手を笑い飛ばす) □「比較による論証」に対する反論(誰にとって「より強い理由」といえるのかを考えると,結論を覆す別の立場から「より強い理由」を見つけて,反論できる) □「因果関係による論証」に対する反論(同じ原因でも,同じ結果が生じないことを示して反論する)
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