哀しいドイツ歴史物語

歴史の闇に消えた九人の男たち

ちくま文庫

菊池良生

2011年6月30日

筑摩書房

924円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

どこで歯車が狂ったのか、何が運命の分かれ目だったのか。歴史の流れに翻弄されて、無益な死を迎えるほかなかった田舎将軍、傭兵隊長、官僚、錬金術師…。権力者の駆け引きに利用され、また民衆の嘲笑の対象となったあげく、虫けらのように踏みにじられた彼らの、どこか滑稽でありながらも人間らしい生きざまを、哀惜を込めて描く。

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