ベルリンは晴れているか
単行本
深緑 野分
2018年9月25日
筑摩書房
2,090円(税込)
小説・エッセイ
1945年7月、4カ国統治下のベルリン。恩人の不審死を知ったアウグステは彼の甥に訃報を届けるため陽気な泥棒と旅立つ。期待の新鋭、待望の書き下ろし長篇。
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戦争の悲惨さの描写 運、前向きさ
starstarstar 3.8 2019年03月24日
star
戦争の悲惨さの描写がすごかった 映画とかではあまり伝わらないような 悲惨描写が隅々まで書かれていて非常に興味深く読めた。 概要 戦後アウグステが赤軍から殺人事件の容疑者として尋問をうける 殺されたおじさんの甥に訃報を知らせに 元プロパガンダ映画俳優のジギと旅にでる 出会うキャラクターの設定もいいし なにより途中に挿入されるアウグステの戦中の回想が非常に詳細で、当時の悲惨さが伝わった それぞれの立場で思うところがあるだろうし、どう考えても間違ったことをしているのに 教育でそう思わないように変えられてしまった当時の人達 いまがどれだけいい時代か。 ミステリーとしては、最後のネタバラシのところとか 予想はしてなかったけど、辻褄は合うかなという回収 面白かった
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戦後のロードムービー
戦中のドイツだから、無慈悲な運命をたどる人が非常に多い。戦争が終わってすぐのまだ復興も何も進んでない状態のドイツで、主人公がソ連の警察に突然連行されるというオープニング。 殺人の取調べをされたり、人探しを依頼され、ヘンテコなパートナーが出来たりと、割とエンタメだった。ただ、彼らの目にうつる景色は、想像するのが辛い。 また、主人公の過去と現在を交互に展開させていく小説のため、人探しのロードムービーの間に戦争映画が挟まるという緩急。読んでるだけで息が上がった。
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