文庫旅館で待つ本は

単行本

名取 佐和子

2023年12月18日

筑摩書房

1,760円(税込)

小説・エッセイ

しずかな波音、やさしい食事、ぬくもる温泉、そして何よりあなたのための一冊を。戦前から続く海辺の老舗旅館・凧屋の名物は様々な古書を収めた文庫=図書のコレクション。少しばかり“鼻が利きすぎ”な若女将がすすめてくれる「お客様と同じにおい」を纏った文豪たちの小説が、訪れる人の人生を揺らすー。

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みんなのレビュー (2)

ななここ

面白かった✨

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4.5 2024年02月17日

本を紹介する小説は数あれど、これが一番面白かったと思います。 出版年やその小説の背景など、雑学的なものは書いてありません。 凧屋旅館にある「文庫」で話が展開されていきますが、この「凧屋の若女将と旅館に泊まるお客さんの話」が中心になります。 読んでみたい!と思わせてくれますが、あくまでも文庫は「読む人の気持ちを代弁する」小道具であり小説の中心は人です。 そこが良かったです! 次作はあるような無いような、、、? 名取さんの本をまた読んでみたいです。

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Readeeユーザー

私の理想とも言うべきものが全て兼ね備えている1冊

starstarstarstarstar 5.0 2024年02月16日

むちゃくちゃいい本。コンセプトから古書のチョイス、綺麗でまっすぐな文体、時折刺さる表現、ショートストーリー仕立ての展開、はたまた表紙のデザインと全て品があり、間違いない本。 刺さった文章を2つ。 光の射す方へと、お進みください。 豊かな気持ちのおすそ分け 1つ目の文章は個人的に好きなバンドの歌詞の一部でもあったことから、そもそもピンと来た部分はあったかもだけど、日常で出合いやすい言葉でもないから、この出合いと表現に感謝と感嘆を。 2つ目の文章は、読書の醍醐味はまずは自分の心を豊かに出来ることであり、次はそれをおすそ分けすることだと思ってる。 読書は自分の時間を費やすことであり、そこに対価は発生しないけれど、何かしらの影響とおみやげ(気付き)は得られるものであって。それを誰かに共有することで、その人も何かしら気付くかもしれないし、そうじゃないかもしれないし、そのタイミングじゃないかもしれないし。世にあふれる何万、もはや何億とも言える読み物から、1冊を選ぶお手伝い、そしてそれを語り合える時間を過ごすことが出来たら、なんという贅沢な時間だろうか、と思う。

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