混浴と日本史
下川耿史
2013年7月31日
筑摩書房
2,090円(税込)
人文・思想・社会
温泉列島・日本に花開いた混浴文化。常陸風土記にも記され長い歴史をもち、ときに権力から弾圧されながらも、庶民の日常生活の一風景となっていた。いっぽうで、宗教や売春の歴史ともかかわる面を持っていたのも事実である。明治維新後、西欧文明の波が押そ寄せ不道徳とされながらも、消えずに残った混浴。混浴が照らし出す、日本人の心性に大胆に迫る!
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toruo
(無題)
タイトルに興味を惹かれて。表紙が通俗的だったことから俗な内容かと思いきや風土記や日本書紀から遡った我が国の混浴の歴史を紐解くけっこう硬い内容であった。 禊に端を発する沐浴の歴史がそこらじゅうから温泉が出る国土と相まってなにかというと風呂に入る国民性を構築したことがわかる。 江戸になって支配に有利な儒教を取り入れた結果なんとなく真面目でお硬い社会のように思われているが中世までの我が国は性や身分もある程度は自由奔放な社会であったのだ。それがいいことか悪いことかは分からないけれど。 面白げなタイトルの割りに卒業論文のような硬さが気になったけどもなかなかに面白い内容ではあった。
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