グーグルネット覇者の真実

追われる立場から追う立場へ

スティーヴン・レヴィ / 仲達志

2011年12月31日

CCCメディアハウス

2,090円(税込)

ビジネス・経済・就職

徹底的な隠ぺい戦略で実現した「ネット錬金術」、ジョブズが憎んだアンドロイド携帯、中国市場での失態、フェイスブックに出遅れた焦り、そしてまだ見ぬ未来…誰も描かなかったGoogleの歴史のすべてがここにある。

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Readeeユーザー

(無題)

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4.3 2018年02月06日

私は、翻訳物でこれほど面白い書物を読んだことがなかった。普段、使い慣れているグーグルが、何を目指しているのかまた何ができるのかがよくわかる。私は、 Googleが言うペイジランクというのは、そのコンテンツの重要性を他コンテンツから、また他コンテンツへのリンクの多さによってランク付けているものだと思い込んでいた。ところが本書によると、ページランクはグーグルの創業者の一人ラリー・ペイジの名前を付けただけの、単なるお遊びだという。 徹底した秘密主義を貫くグーグルが、何をしているのか、何を目指しているのか、外からは推し量ることが困難である。しかし、本書を読むことによっての今まで秘密にされてきたものが、そのベールを剥がされている。年若い天才の集団は、人間の頭脳活動、形而上学的テーマの解決をコンピューターに委ねようとしてしたのである。 日本国内においてSEO対策がどうの、グーグルのアルゴリズムがどうの、と素人を惑わしてる人間が大勢いるが、彼らが色あせて見えてくる。 著者は長年培った信頼をもって、グーグル内部の取材を許可される。サーゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ、エリック・シュミットの3人、グーグルオタクにはおなじみマリッサ・メイヤーはもちろん、 すでにグーグルを辞めてしまった人たちも含めて多くのグーグラーに取材し、戦略会議への出席も許された。 そうしてできたのが本書ということで、 今まで想像でしか語られなかったグーグルの内幕を克明に描いている。例えば、書籍のデータベース化である。彼らは世界中に存在する全ての書籍をスキャンしてテキストデータとして所有すると言うクレイジーな事を、人類の進化と文化の ために行う自らのミッションとして実行しようとした。 最終章では、ソーシャルメディアサービスを取り上げ、グーグルがこの分野に進出するチャンスを自ら閉ざし、社会がインターネットからソーシャルメディアサービスへと移行している事に気づき、事業を開始しようと思った時には、すでにFacebookに水をあけられていた。このようにgoogleは今や大企業病と化し追われる立場に立っていることを紹介して本書を締めくくっている。

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