
石ノ森章太郎とサイボーグ009
Pen BOOKS
Pen編集部
2018年12月1日
CCCメディアハウス
1,870円(税込)
エンタメ・ゲーム
巨匠・石ノ森章太郎生誕80周年の今年、ライフワークともいえる『サイボーグ009』を軸に、石ノ森章太郎という人物像と作品の数々を振り返ってみると、その足跡がどれほど豊かな実りに満ちていたかを実感するだろう。 SF、ヒーローマンガ、少女マンガ、実用マンガ、時代劇、そして人間ドラマ。 どの世代にも必ず、記憶に残っている作品があるはずだ。 本書は雑誌「Pen」(2012年9月1日号)の「サイボーグ009完全読本。」に、 石ノ森の原点ともいえる墨汁一滴や実験的作品「ジュン」の一部などを追加、 加筆、再編集をしました。 墨汁一滴から『ジュン』まで、豊饒な萬画世界。 仕事の軌跡と、『009』の変遷を辿る。 神様手塚をうならせた、石ノ森章太郎という才能。 石ノ森章太郎は、どんな人物だったのか。 手塚治虫と石ノ森の不思議な関係。 漫画家仲間に愛され、多くの女性たちも魅了。 約30年間続いた、『サイボーグ009』 誕生の背景と全体像。 世界一周旅行が、名作発想の源だった。 そもそも「サイボーグ」とは、いったい何か? 各エピソードで振り返る、巨編の実像。 <誕生編> サイボーグ戦士たちの痛みを知り、ともに分かつ不動の原点。 <暗殺者編> シャープなアクション演出に、“異形〞の哀しみが漂う。 <ベトナム編> 世界情勢を即座に取り込む、鋭い着眼と貪欲な作家根性。 <ミュートス・サイボーグ編> 打ち切りの悲劇に見舞われた、屈指のバトルアクション編。 <地下帝国“ヨミ”編> 儚くそして激しく完全燃焼した、問答無用のシリーズ最高傑作。 <怪物島編> 連載再開で迎えた、終わりなき闘いの始まり。 <移民編> 優れたSF的発想を通し、未来文明社会の悲劇を綴る。 <天使編> 石ノ森SFのメインテーマを描き、壮大な余韻鳴り響く大作の序曲。 <風の都編> 時代とメディアで技法を変える、作家の変幻自在さが表出した中編。 <エッダ編> 北欧神話を題材に描かれた、スケール感あふれる叙事詩。 <海底ピラミッド編> 読者の熱望でスタートした、オカルティズム炸裂の長編。 <時空間漂流民編> 〈移民編〉の後日譚として進む、最後の連載長編作品。 石ノ森の素晴らしき代弁者たち、 『009』の登場人物を分析。 過酷な運命を背負う9人の戦士と、その個性。 バラエティと創造性に富んだキャラクターたち。 改造人間の紡ぐ言葉に、思わず心が震える。 あらゆるジャンルを網羅、 いまも根強い人気の名作萬画を読む。 15誌を超えて掲載された、驚異の作品『009』 紙とペンに萬よろずの可能性を込めた、名作群。
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