シリアの秘密図書館
瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々
デルフィーヌ・ミヌーイ / 藤田真利子
2018年2月28日
東京創元社
1,760円(税込)
小説・エッセイ / 人文・思想・社会
2015年、シリアの首都ダマスカス近郊の町ダラヤでは、市民がアサド政権軍に抵抗して籠城していた。彼らは政府寄りのメディアで狂信者、テロリストと報道されていたが、実際は自由を求める人々であった。政府軍の空爆により建物が破壊され、隣人が犠牲となる中、ダラヤの若者たちは瓦礫から本を取り出し、地下に「秘密の図書館」を作った。知の力を暴力への盾として闘おうとしたのだ。そんな若者たちにインタビューする機会を得た著者は、クッツェー、シェークスピア、サン=テグジュペリといった作家の本について彼らと語り、戦争に奪われた日常、図書館によって生み出された希望を記録していく。図書館に安らぎを、本に希望を見出した人々を描く感動のノンフィクション!
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おーちゃん
考えさせてくれる。
中東という馴染みがないところの話。とても想像ができない毎日の描写。日本にいるとボケて生きる力がないと実感した。チャーチルの言葉が頭によぎりながら読んでいた。しかし、これは他人事ではない。
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