
文明交錯
海外文学セレクション
ローラン・ビネ / 橘 明美
2023年3月30日
東京創元社
3,300円(税込)
小説・エッセイ
スペインがインカ帝国を、ではなく インカ帝国がスペインを征服! 鉄、銃、馬、そして病原菌に対する免疫を インカの人々がもっていたとしたら? 本屋大賞第1位(翻訳小説部門)を獲得した 『HHhH--1942年』の著者が贈る 大胆かつスリリングな驚愕の歴史改変小説! アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞作 インカ帝国があっけなく滅びたのは、鉄、銃、馬、抗体を持たなかったからだと言われている。では、それらを彼らが持っていたとしたら世界はどう変わっただろうか? スペインがインカを、ではなく、インカがスペインを征服したとしたら……。ヨーロッパ全体はどう変わったのか? という架空の逆転世界を描いた小説。『HHhH』や『言語の七番目の機能』の著者が贈る、大胆かつスリリングな傑作歴史改変小説!
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あめさと
(無題)
ヨーロッパ(スペイン)人によるアメリカ大陸発見と侵略の歴史を逆転し、インカ人がヨーロッパを征服するという歴史改変小説で、逆転パロディみたいな話。第一部~第二部は、前日譚でごく短く、本書のほとんどを第三部の「アタワルパ年代記」が占めている。 おそらく大半はカール五世の事績をアタワルパに置き換えて語っているのだと思うけれど、この時代のヨーロッパ史に通暁しておらず、なんとも言えない。詳しければもっと楽しめたのかも。「年代記」というように、記述もわりと淡々としていて、あまり心躍る感じでもなかった。強いて言えば、セルバンテスがメインで、エル・グレコやモンテーニュもでてくる第四部が一番面白かったかな。 この話のとおりに歴史が進んでいたら、今ごろルーヴルのピラミッドはメキシコ風の太陽神殿だったんですかね(パリはメキシコ人によって陥落)。宗教的・人種的寛容などについて、いろいろと考えさせられる本ではあった。知識を深めてから、再読してみたい(時間ないけど)。 ※この版元は校正が甘いのか、誤植がちらほらと。註番号が抜けていたりするのは、さすがにいかがなものかと思いましたわ。
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