アヒルと鴨のコインロッカー

東京創元社・ミステリ・フロンティア

伊坂幸太郎

2003年11月30日

東京創元社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的はーたった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(26

starstarstarstar
star
4.07

読みたい

34

未読

18

読書中

4

既読

283

未指定

152

書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

政宗九

書店員

(無題)

starstarstarstarstar
5.0
0
2020年01月02日

みんなのレビュー (3)

もこりゅう

彼の描く「生」と「性」と「正」は非常に共感できる

starstarstarstarstar 5.0 2023年10月21日

伊坂幸太郎は、今、読んでいて一番面白い作家かもしれない。彼の描く「生」と「性」と「正」は非常に共感できるのである。この作品もそういった重い話題を、軽く、しかし上手にきちんと描くのである。また、描くキャラクターも好感がもてる。勧善懲悪なため読みやすいのかもしれない。実は章ごとの書き出しと締めに、あるパターンがあるのを見つけたのだが、内容とはあまり関係ないようで、こういった遊びもにくい。ボブ・ディランの曲をあとで聴いたら、なるほど、作品の世界観とぴったりであった。

全部を表示

ひなまる

そうだったのか!

starstarstarstar 4.0 2020年09月23日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Readeeユーザー

伊坂さんらしい伏線回収

starstarstar
star
3.6 2017年12月26日

仙台で新生活を始める大学生椎名は隣人の河崎に本屋を襲うように誘われた。慣れない土地で不安の多い椎名は河崎の誘いを断りきれずに強盗に協力する。本屋を襲う理由、河崎の発言の違和感、謎のブータン人、など、椎名は自分を取り巻く不思議な日々を送るなか、ある秘密に気づきそれを暴き始める。衝撃のラスト、いくつもの伏線回収が特徴の伊坂ワールド。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください