オレンジの陽の向こうに

ほしおさなえ

2011年3月31日

東京創元社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

同じ家で暮らしているはずの真と棗のふたりは、ある日を境になぜか会えない日が続くようになる。なにかがおかしいと思い始めたころ、あれほど出会えなかったふたりが、ばったりリビングで遭遇する。互いを捜しあっていたことを怪訝に思いつつほっとしたのも束の間、棗は彼が事故に巻き込まれて死んだことを聞く。じゃあ、私が会っていたのは誰なの?死んだ本人ですら気付かないほどリアルな“世界”の秘密を、死んだはずの彼と一緒に解き明かす。すこし不思議なファンタジック・ミステリ。

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ナミ

死後の世界

-- 2021年07月01日

難しかった。ルームシェアしている人とイヴは一緒に過ごそうと約束するが、何故か会えない。携帯も繋がらない。元々生活時間がズレていて家で会う事が少なかったのだが、約束を破る人ではないのにと連絡が取れない事を二人共不思議に思う。会社を訪ねて仕事に来ていない事を知り、帰宅時間から考えて爆破事故に巻き込まれているのではないかと思いあたるが、部屋で本人と話せる。生きていたのだと喜ぶが夢の様でもあり、何を信じて良いのかわからなくなる。生きる意味を考えさせられる本。

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