滅びの鐘

乾石智子

2016年1月9日

東京創元社

2,090円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

北国カーランディア。建国以来、土着の民で魔法の才をもつカーランド人と、征服民アアランド人が、平穏に暮らしてきた。だが、現王のカーランド人大虐殺により、見せかけの平和は消え去った。怒りに燃える大魔法使いが、平和の象徴である鐘を打ち砕き、鐘によって封じられていた闇の歌い手と魔物を解き放ってしまったのだ。闇を封じることができるのは、古の“魔が歌”のみ。著者が長年温めてきたテーマを圧倒的なスケールと筆致で描いた、日本ファンタジーの金字塔。

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