愛おしい骨

創元推理文庫

カロル・オコンネル / 務台夏子

2010年9月30日

東京創元社

1,320円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(3

starstarstar
star
3.33

読みたい

1

未読

17

読書中

0

既読

37

未指定

37

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

17歳と15歳の兄弟、森へ入って帰ってきたのは兄一人。 弟の骨が家の前に毎夜置かれるようになり、軍にいた兄は20年ぶりに自宅に戻る。 という話なのでミステリーだと思われるかもしれない、そして、どうやらその昔、「このミス」で評価が高かったともいうが、読後感から言うとこれはミステリじゃないですね。 謎解き自体、ややこしくて、正直よく分からないし...最後のほうは明らかにストーリーが破綻している感もあり...だから面白くなかったか、というと全然そんなこと無くて凄く面白かった! 人物造形の巧みさもあって一気読みでした。 ミステリの形を借りた純文学ですね。オススメかと問われるとちょっと微妙ですが^^;

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください