愛おしい骨
創元推理文庫
カロル・オコンネル / 務台夏子
2010年9月30日
東京創元社
1,320円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリングと卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。
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toruo
(無題)
17歳と15歳の兄弟、森へ入って帰ってきたのは兄一人。 弟の骨が家の前に毎夜置かれるようになり、軍にいた兄は20年ぶりに自宅に戻る。 という話なのでミステリーだと思われるかもしれない、そして、どうやらその昔、「このミス」で評価が高かったともいうが、読後感から言うとこれはミステリじゃないですね。 謎解き自体、ややこしくて、正直よく分からないし...最後のほうは明らかにストーリーが破綻している感もあり...だから面白くなかったか、というと全然そんなこと無くて凄く面白かった! 人物造形の巧みさもあって一気読みでした。 ミステリの形を借りた純文学ですね。オススメかと問われるとちょっと微妙ですが^^;
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