
湖畔荘 下
創元推理文庫
ケイト・モートン / 青木 純子
2021年10月29日
東京創元社
1,210円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
古い屋敷で起きた赤ん坊消失事件。屋敷の持ち主は、ロンドン在住のミステリー作家アリス・エダヴェインだった。当時、屋敷にはアリス等三人の娘がいて、消えた赤ん坊は乳飲み子の、待望の男の子だった。刑事セイディは事件の謎を解こうと、作家に連絡を取る。過去と現在の秘密を炙り出すモートンの見事な技。複雑に絡み合う愛と悲しみがもたらすものは? 最後の最後で読者を驚かすのは偶然か、必然か? モートン・ミステリの傑作。
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予想に反してほっこりエンド
上下巻ある、しかも翻訳ものだったので読むのに時間かかった。 翻訳物なのはいいとして、文体があまり読みやすくなく…古い時代の小説によくあるようなやたら状況説明が多い感じが苦手だった。古い小説ではないんだけど。 心理描写も細かい。だからこそその中に伏線がいくつもあって、あーあれもこれも伏線だったのかと思わされる。 仕事で失態を犯して休暇を取らされてる刑事セレディが、最近引っ越した祖父の家に遊びに行った時に、その土地にある大きな幽霊屋敷・湖畔荘で70年前に起こった事件について知り、休暇の暇つぶしに事件を調べ始める、と言うストーリー。 なんせ70年前の話なので存命の関係者も少ないものの、あらゆるツテを使って調べていく。 また、それと同時進行でセレディが失態を犯すことになった事件は不審な点があったり、セレディが10代で産み里子に出したきり会ってない娘から手紙が届いたり、いろんな想いが交差していく。 さらに小説としては、湖畔荘の主人である夫婦のなれそめ、当時の生活の様子が、湖畔荘で暮らす人々の目線で描かれてる。 70年前の事件っていうのが、赤ちゃんの失踪事件なことから、悲惨な結末とかを想像してたんだけど、思いの外ラストはほっこりでびっくり。 なんとセレディの祖父が何を隠そう失踪したセオ!!! セレディの休暇の元になった事件も、セレディのおかげで真相に辿り着いた。 メンタル削られるかな〜と思いながら読んでたけど、ぜんぶ大団円ってかんじだった。 結局誰も死なないし。ほっこりエンドだった。
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