死体は笑みを招く
創元推理文庫
ネレ・ノイハウス / 酒寄進一
2016年10月29日
東京創元社
1,320円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
動物園で左腕と左足が切断された死体が発見される。殺人捜査課の刑事オリヴァーとピアたちの捜査で、被害者は高校教師で環境保護活動家だと判明。彼は動物園付近の環境破壊や動物園の動物虐待を批判し、さまざまな人間に憎まれていた。捜査が進めば進むほど、被害者を殺す動機を持つ者が浮上してくる。謎また謎の展開と、緻密極まる伏線。リーダビリティに溢れた傑作警察小説!
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toruo
(無題)
貴族階級出身の警部とその相棒の女性刑事を主人公にしたドイツで大人気のミステリシリーズで邦訳四作目。但し翻訳ものにはよくあるけどシリーズとしては二作目。一番売れたやつをまず訳してそこそこ売れたのでつぎに売れたやつ…次に、と来て最後に回された作品ってことなのでどうなんだろう…と思ってたけどなかなか面白かった。 本作では環境保護の過激な活動で多くの人から憎まれていた市会議員の死体が動物園で発見されて…という話。ちょっと登場人物を増やし過ぎてこいつ誰だっけ、っていうのが後半増えてきて読みにくい箇所があるので後回しにされたかな(笑) 旦那さんがソーセージ屋さんで店番のついでにミステリ書いて客に読ませてたら人気が出、という作者の来歴もなかなか良い感じ。
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