
うつくしが丘の不幸の家
創元文芸文庫
町田 そのこ
2022年4月28日
東京創元社
770円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
それでもわたしたち、この家で暮らしてよかった。 人生の喜びも悲しみもすべて包み込む、 本屋大賞受賞作家が贈る傑作家族小説。 海を見下ろす住宅地『うつくしが丘』に建つ、築25年の三階建て一軒家を購入した美保理と譲。一階を念願の美容室に改装したその家で、夫婦の新しい日々が始まるはずだった。だが開店二日前、偶然通りがかった住民から「ここが『不幸の家』って呼ばれているのを知っていて買われたの?」と言われてしまい……。わたしが不幸かどうかを決めるのは、家でも他人でもない。わたしたち、この家で暮らして本当によかった──。「不幸の家」で自らのしあわせについて考えることになった五つの家族の物語。本屋大賞受賞作家による、心温まる傑作小説。解説=瀧井朝世 ■目次 第一章 おわりの家ーー美容室開業に選んだ家を「不幸の家」と言われた女性。 第二章 ままごとの家ーー不仲の夫、家でした娘、反抗的な息子、迷える妻。 第三章 さなぎの家ーー男に騙された女性と、幼い娘を抱えたシングルマザー。 第四章 夢喰いの家ーー不妊治療がうまくいかず、離婚届を書いた年の差夫婦。 第五章 しあわせの家ーー恋人が置いていった子供と、かつて父に捨てられた私。 エピローグ
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starstarstarstar 4.4 2024年05月04日
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物の見方を考えさせられました。自分が良いと思ったものは誰が貶そうと良いもので、自分が悪いと思ったことは誰が褒めようが悪いもの。良いも悪いも自分次第だから、傾きすぎるのはいただけない、そんな気持ちを感じさせてくれた小説です。
どうしても0か1か、良いか悪いか、2極論で考えがちですが、良いも悪いもない、あるのは経験だけという達観した気持ちを、歳を重ねて手に入れたいと思います。
52ヘルツのクジラたちもそうでしたが、子どもの心境や描写が町田そのこさんは本当に上手いと思います。子どもは大切な存在だと何度も感じさせてもらいました。
薬缶、やかん!ハッとしたと同時に、出版業界とかに勤めていたら、読めない漢字なんてあったらダメなんだろうなと思いました。まぁ、システムエンジニアやっていてもITに強くないので、そんな人もいるかとは思いますが。
琵琶の木が良いアクセントになっていますね。薬にもお菓子にも、酒にもなる。そして、木刀にもなる硬さがある。この小説の思いを繋ぐ重要な存在でした。
5家族が同じ家を通して描かれている構成は面白いなと思いました。自分の家の前の持ち主がどんな生活を送っていたのかは分かりませんが、幸せも不幸せもあって人間。よそ様から見られれば不幸せな家なのかもしれませんが、この小説のなかの家族には幸せを感じました。うまいタイトルですね。
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