
小中社会科の授業づくり
社会科教師はどう学ぶか
澤井陽介 / 唐木清志
2021年9月1日
東洋館出版社
2,420円(税込)
人文・思想・社会
小学校教師と中学校教師のコラボレーション 義務教育段階7年間を未来志向で俯瞰する授業改善の基礎・基本 小学校の先生は全科担当で中学校の先生とは立場が異なります。しかし、いったん社会科の授業づくりや教材研究の話になると、小学校の先生と中学校の先生が同じように熱い議論を交わす場面を幾度となく見てきました。 本書は、こうした場面に触発され、校種が異なっても同じ「社会科」の魅力に引き寄せられた先生方が、力を合わせて社会科を活性化させたり発展させたりすること、そのきっかけの一つとなってくれることを願って上梓しました。 一方で、小学校社会科と中学校社会科について全く同じ土俵で語ることには困難な面があります。それが小・中学校の心理的な距離があることも事実です。 そこで本書では、まずは小学校社会科と中学校社会科のそれぞれの特質を踏まえ、違いを確認したうえで、共存・共栄する方向を模索しています。小学校の先生方は小学校だけでなく中学校の先生方の原稿部分を読んでみてください。中学校の先生方も小学校の先生方の原稿部分を読んでみてください。そのうえで、互いの経験を基に「もっとこうしたらどうか」などと改善案を考えてみてください。 このように、本書は何か定まった考え方を論理的に伝えたり、巧みな指導法のノウハウを具体的に伝えたりする本ではありません。まずは、小・中学校の先生方が少しずつでも、お互いの「考え方」「取り組み方」「大切にしていること」などを知り合い、理解し合うことからはじめ、今後の方向を一緒に考えていただくことを願って作成しています。 (澤井陽介「はじめに」より)
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