続ければ本物になる 帯指導の教科書
山崎克洋
2024年3月21日
東洋館出版社
2,200円(税込)
人文・思想・社会
大事なことは「何をやり抜いたか」 できる教師は必ずやっている帯指導50を紹介! 本書の概要 続ければ本物になる「帯指導」を解説する。これまで本としてまとめられてこなかったが、1年間継続する帯の活動の意義とすぐに使える実践事例を紹介する。教師として、何より大事なことは「何をやり抜いたか」を実感できる1冊。各教科や学級経営にも使える学 習活動50を収録。 本書からわかること ・帯指導の重要性 継続するということを、自分だけの力で実現することは難しい。であれば、学級の中にその継続できるシステムが存在すれば、自然と力がつくのではないか。 帯指導とは、45分の授業のうち、短時間、継続的に行う学習活動の一つであり、たとえば、代表的なものに漢字指導がある。国語の授業の冒頭5分〜10分程度を、毎時間漢字指導にあてるだけで、子どもたちの漢字は定着する。これをほとんど教えず、「家で練習してきなさい」としてしまうと、できる子や家庭で取り組める子はできるけれど、それ以外の子たちは、何も勉強せずに授業に臨んで、ボロボロの結果が待っているだけである。45分のうちたった5分や10分を、帯指導として使えるかどうかで、子どもたちの数ヶ月後の未来が変わるのである。 ・続ければ本物になる 帯指導と言っても、1年間同じことを続けるというわけでなく、帯指導に少しずつ変化を加える中で、より発展的に子どもたちの力を伸ばしていくステップを例示。1学期〜3学期のどの時期にどんな手立てを打てばよいのか目安を示す。若い先生方が実践する際の一 つの指標になる内容。 帯指導は、決して、授業のメインディッシュではない、前菜にあたるようなもの。しかし、この前菜がメインの料理を引き立てる存在になる。そして、何より続けていく中で、子どもたちは間違いなく成長をしていく。 「続ければ本物になる」 帯指導を取り入れて、子どもたちの笑顔を増やそう! こんな先生におすすめ ・1年間学級を担任してみて、子どもたちに力をついているのか不安な先生 ・子どもたちに基礎的な力をつけたいと願う先生 ・継続する力を育てたいと願う先生
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