貧困と経済発展

アジアの経験とアフリカの現状

大塚啓二郎 / 櫻井武司

2007年12月31日

東洋経済新報社

4,180円(税込)

ビジネス・経済・就職

本書の目的は、アジアの長期にわたる貧困削減のメカニズムを解明し、それをいかにサブサハラ・アフリカに適用するか考察することにある。アジアの分析においては、1980年代と最近時点で収集されたアジア4カ国の農村調査のデータを使って、どのようなプロセスで貧困が解消されてきたかを分析し、教育水準の向上と非農業所得の重要性を示す。分析によって、アジアにおいては、緑の革命や非農業部門の発達による農家所得の向上→子供への教育投資の増加→非農業就業の増加→貧困削減の実現という長期的プロセスが存在することを明らかにする。また、アジア諸国がたどってきた貧困削減のプロセスと、現在のサブサハラ・アフリカの貧困の現状に多くの共通点があることを示し、アフリカの有効な発展戦略に生かす。

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