ストーリーとしての競争戦略
優れた戦略の条件
Hitotsubashi business review books
楠木建
2010年5月31日
東洋経済新報社
3,080円(税込)
ビジネス・経済・就職
戦略の神髄は、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。多くの事例をもとに「ストーリー」という視点から究極の競争優位をもたらす論理を解明。
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みんなのレビュー (7)
これまでの戦略論にかけていたもの(Amazonレビューから転載)
読みながら、“これだ!”という腑に落ちた感じを何度も味わった。これまでの戦略論に欠けていたものがここにはある。500頁もある本だが、長さを全く感じさせない。,,ベストプラクティス、ロジカルシンキング、バズワードを多用する、世の中で使い古された「戦略」に飽きた人向け。,,ゴールへと向かうように、各構成要素をつなぐストーリーが有機的に繋がり、戦略が静止画から動画へと意味を持って拡がっていく。ベストプラクティス論をいくら学んでも、見えてくるのは一つ一つの静止画に過ぎず、各要素同士を結ぶストーリーは見えない。ストーリーの中核に、常識を無視する一手(著者はキラーパスと呼んでいる)を仕込んでおくことが鍵だ。常識に反する手は決して真似されることがない。したがって、キラーパスを無視して他の部分を真似しても、全体のバランスが崩れて自滅の方向に向かってしまう、という。,,かくして、強固なストーリーに守られて競争優位が保たれる、という寸法だ。,,このような事例がたくさん登場する。これほどわくわくとしながら読めたビジネス書は久しぶりだ。
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(無題)
無茶苦茶面白かった。 成功しているのに他の企業が真似できない、その理由がわかった。だけど、成功した企業は最初から真似出来ないようにと仕掛けを考えた訳ではなく、成功した企業は必死に考えてたどり着いた解、 後追い企業はそこまで考えが至らなかったというのが事実だと思う。だから徹底的に真似る謙虚さが必要だとこの本を通して学んだ。
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