決定版 銀行デジタル革命

現金消滅で金融はどう変わるか

木内 登英

2018年8月24日

東洋経済新報社

1,760円(税込)

ビジネス・経済・就職

技術力とアイデアにモノをいわせたフィンテック企業が、 決済、貸出など銀行の牙城とされてきた業務に進出。 顧客のビッグデータもフィンテック企業に集まっていく。 危機感を抱いた銀行は、自らデジタル通貨の発行を検討。 キャッシュレス化の流れは、日本経済全体をも大きく変える。 序章 動き出したメガバンク 第1章 悩める巨人ーー挑戦がもたらす矛盾 1 競争促進へと転換した法整備 2 銀行のフィンテック対応 3 揺れるメガバンクーーやりたくないけどやらざるを得ない 第2章 仮想通貨は決済手段となれるか 1 日本は取引シェア世界トップに 2 仮想通貨決済は普及しない 第3章 スマートフォン決済は日本で広まるか?  1 銀行デジタル通貨が直面する三つの壁 2 中国で急成長するスマートフォン決済 Column1 小売業がキャッシュレス化を加速 3 日本では広がらない?  Column2 日本にも迫るアマゾン・エフェクト 第4章 現金の異様な存在感 1 日本人のお金の支払い方ーー根強い現金志向の謎を解く 2 現金流通のコスト 第5章 大リストラ時代を迎えた銀行 1 「銀行は特別」という思い込み 2 構造改革を迫られる銀行 Column3 キャッシュレス化を睨みATMを共通化 第6章 仮想通貨投資の行方 1 投資ブームの功罪 2 投資対象としての仮想通貨 3 仮想通貨の価値 4 ICOの行方 第7章 世界の中央銀行のフィンテック対応 1 最大の関心事はDLT 2 中央銀行のAI活用 第8章 中央銀行デジタル通貨の可能性 1 動き出す中央銀行デジタル通貨構想 2 スウェーデンにみる近未来通貨 3 中央銀行デジタル通貨は金融をどう変えるか 4 変容する金融政策 終章 日本の金融にデジタル革命は起こるのか

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(5

starstarstar
star
3.44

読みたい

7

未読

0

読書中

0

既読

20

未指定

24

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

デジタル通貨の現状と、今後の方向性の比較考量

starstarstar
star
3.5 2022年02月06日

現金保有コストが高い点を説明、ただし日本においては民間がデジタル通貨を担う力がないので、中銀、政府によるデジタル通貨の導入が必要という意見。民間銀行発行型と直接発行型の金融政策の比較論が明瞭。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください