第二次大戦の隼のエース

オスプレイ軍用機シリーズ

梅本弘

2010年8月31日

大日本絵画

3,080円(税込)

人文・思想・社会

「零戦の20mm機銃で撃っても落ちないのに、隼の12.7mmで落とせるはずがない」。ラバウルで米軍の重爆撃機に苦戦していた日本海軍は、応援に来た陸軍の一式戦闘機「隼」を冷笑した。ところが、落ちたのである。米軍爆撃機の真っ正面から突進し、衝突寸前まで発砲。「肉をきらせて骨を断つ」ドイツ空軍の対重爆戦法と同じ前方攻撃を反復したのだ。以後、隼はまさに終戦まで、すぐには信じられないほど粘り強く戦い、着々と戦果をあげていった。本書では隼の戦果報告をひとつひとつ連合軍の損害記録と照合。客観的な裏付けのもと、隼の善戦敢闘はいよいよ本物の輝きを得たのである。

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