権力の失墜(上)

大統領たちの危機管理

ボブ・ウッドワード / 新庄哲夫

2000年6月30日

日経BPM(日本経済新聞出版本部)

2,530円(税込)

人文・思想・社会

ウォーターゲート事件をうけニクソン大統領辞任後、フォード新大統領は「われわれ国民の長い悪夢は終わりを告げた」と宣言する。だが、現実はまったく違った。フォード、カーター、レーガン、ブッシュ、クリントンの5代にわたる大統領たちはいずれも、ウォーターゲート事件の教訓を生かせず、スキャンダルの嵐に巻きこまれていく。なぜ、5人の大統領は、権力の行使にあたっては全面的な説明責任を負わされている、ということがわかっていなかったのかー。ウォーターゲート事件の徹底取材でニクソン大統領を退陣に追い込んだポリティカル調査報道ジャーナリスト、ボブ・ウッドワードが、多年にわたる深層取材にもとづき描き出す、ホワイトハウスと検察官、議会、メディアとの攻防劇。

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