ゴールド

金と人間の文明史

ピーター・L.バーンスタイン / 鈴木主税

2001年8月31日

日経BPM(日本経済新聞出版本部)

2,420円(税込)

人文・思想・社会

自らの身体にふれたものが黄金になるようにとの願いを聞き入れられ、愛娘を抱きしめたときにその過ちに気づいたミダス王。蓄財に溺れ、溶かした金を喉に流しこまれて殺されたローマ帝国の大富豪クラッスス。リンゴの動きは正確に予測したが、金の価格の予測には失敗した最後の魔術師アイザック・ニュートン。経済力が後退するなかで金本位制への復帰に執着し、ケインズに批判されたモンタギュー・ノーマン英中央銀行総裁。そして、金を所有すれば経済は安定し、国家は優位に立てると思い誤ったシャルル・ド・ゴール…。権力、美と安全、富そして永遠の生命のシンボル、究極の貨幣として古来栄光の歴史を歩んできた金(ゴールド)。人間の歴史は、この金とともにある。だが、金をあがめ、その絶対的な力に囚われた人間はいつも間違い、その願いはかなえられず、悲惨な結末を迎えてしまうのだ…。金と人間との終ることのないドラマを、古今東西にわたる驚嘆すべき幅広いエピソードと深い洞察力をもとに描き出す。固定観念に囚われた人間が陥る悲劇と、その愚かさをウィットに富んだ表現で浮き彫りにする歴史物語の傑作。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstar
star
3.7

読みたい

0

未読

1

読書中

1

既読

1

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

Mayuko

金は代替可能でない限り、ただの装飾品

starstarstar
star
3.7 2020年01月19日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください