CASE革命

MaaS時代に生き残るクルマ

日経ビジネス人文庫 B なー10-1

中西 孝樹

2020年10月5日

日経BP 日本経済新聞出版本部

990円(税込)

科学・技術 / 文庫

Connected=接続 Autonomous=自動運転 Shared & Service=シェア&サービス Electric=電動化 4つのキーワードが自動車の価値を大きく変えようとしている。この動きは、コロナ時代でも変わらない。 有力アナリストが、浮ついた夢物語を退け、リアルな未来を示す。 長く世界の製造業を牽引してきた自動車産業は、いま大きな岐路に立っている。接続(Connected)、自動運転(Autonomous)、シェア&サービス(Shared & Service)、電動化(Electric)という4つのキーワードをつなげた「CASE」への対応が、各社の将来のカギを握るとされている。主要自動車メーカーは、対応に必死だ。業界の外からは、巨大IT企業が莫大な投資をしながら、市場攻略をうかがっている。 こうした動きが表面化して以降、数多くの論者が、自家用車の自動運転を疑わず、大半のクルマが電動化して一般道を縦横に走る社会がすぐに到来するかのような夢をふりまいてきた。しかし、自動運転は厳しい現実に突き当たり、世界最大のEV大国である中国は補助金なしのEV普及をあきらめ、ハイブリッドの優遇に舵を切った。 単行本で予測した近未来が現実となりつつある現在、中国の環境規制の改正やテスラの復活などCASEに関わる最新動向をフォローして内容を改訂。日本を代表する自動車アナリストが、2030年を見据えたリアルな未来を提示する。 序 章 自動車産業を襲う「CASE革命」 第1章 「CASE革命」とは 第2章 破壊者 第3章 クルマの価値とモビリティ構造の変化 第4章 コネクティッド 第5章 自動運転 第6章 シェアリング&サービス 第7章 電動化 第8章 「CASE革命」を支える「ものづくり革新」 第9章 2030年のモビリティ産業の覇者

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