キャッシュレス・マーケティング

ウィンーウィンの仕組みを築く

長谷部 智也

2020年10月18日

日経BP 日本経済新聞出版本部

1,870円(税込)

ビジネス・経済・就職

決済業界のイノベーションの波に乗れずに衰退していく企業、企業としては生き残るが、大きくビジネスモデルを変革するものが出てくる時代がやってきました。一方で、大きなチャンスを手にする新規参入企業が登場するのかもしれません。今後、決済の世界で覇者となるのは、従来のカード会社か? 小売や通信などの異業種のプレーヤーか? やはりGAFAなのか? それとも、これまで以上に国際ブランドが力をつけてくるのか? あるいは、いまは誰も想像もしていないプレーヤーが勝者となるのか? 生き残りを賭けた戦いはすでに始まっています。  本書では、ともすると供給者側の論理に終始してしまうことも懸念される、昨今の消費者不在のキャッシュレス推進に一石を投じ、日本であるべきキャッシュレスと、キャッシュレス社会で勝ち抜くための要諦を、決済事業者と加盟店それぞれの経営戦略の観点から論じます。日本におけるキャッシュレスは、加盟店と決済事業者がWin-Winの関係を構築し、キャッシュレスを通じて企業の売上成長に貢献し、消費者も自らが気づいてすらいなかったニーズが満たされるような形で進展すべきです。いまは残念ながらそうはなっていません。真のキャッシュレス時代到来へ向けたアクションを本書では考えます。 序 章 2040年のビジネスマンMr.CL(Cashless)さん45歳のある1日 第1章 なぜ、今キャッシュレスなのか? 第2章 キャッシュレスからキャッシュレス・マーケティングへ 第3章 キャッシュレス推進だけで経済は活性化しない 第4章 これまで「ほぼ無風?」だった日本のクレジットカード業界 第5章 「QR祭り」はクレジットカード業界に刺激を与える起爆剤 第6章 GAFAが大きな脅威になることはないが、テクノロジーの進化は見逃せない

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