本を読む人だけが手にするもの

藤原和博(著述家)

2015年9月29日

日本実業出版社

1,540円(税込)

人文・思想・社会

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Readeeユーザー

(無題)

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3.6 2019年10月23日

本を読むことがなぜこれからの時代を生き抜くのに必要か。 これから必要となってくる能力 →情報処理能力、情報編集力 前者は今までやってきた教育で得られる、つまり予めある正解にどれだけ早く辿り着けるか。つまり、正解のある知識をどれだけ持ってるか。 後者は正解がない問いをどう対処するか、つまり自分の知識・経験を元に、自分はどうやってその問題の答えを組み立てるか。 次の時代特に重要なのが、後者の情報処理能力。 つまり、情報が出尽くし、それにアクセスすることが容易な現代社会はどれだけ知識があるかは全く持って問題とならない。 それよりかは特定の問題に対して溢れるぐらいにある天文学的な知識のどれとどれを組み合わせて納得解を出せるかが求められる。 この思考のことをレゴ型思考と作者は呼ぶ。(前者の情報処理能力の方はジクソーパズル型思考と呼んでいる) そして、この思考を作るのに必要なのは自分の世界観を持つこと。 そして自分の世界観を作るのには、他者とたくさん話すことでさまざまな価値観に触れることで養われる。 また、経験することが大事である。 しかし全ての事象を経験することは不可能。 そこで読書により、様々な経験を著者目線で追体験する。 読書のほかに、旅もかなり有効。 →予想外のことが起こりやすいから。

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