裁判員時代の刑事証拠法

後藤 昭 / 安部祥太 / 角田雄彦 / 笹倉香奈 / 緑 大輔

2021年8月2日

日本評論社

7,040円(税込)

人文・思想・社会

裁判員法施行から10年以上が経過したことを 踏まえ、裁判員裁判における刑事証拠法のあ り方を包括的に分析する。 裁判員制度導入後、刑事実務においては直接 主義を重視視し、裁判員にとっての「わかり やすさ」が意識されるなど、公判における立 証のあり方に変化が生じているが、証拠法に ついていかなる議論が蓄積されてきたかを振 り返り、実務上の要請も念頭に置いた構成で 一書にまとめた。 裁判員時代の刑事証拠法……後藤 昭 主張整理における「法的有意性」概念の機能と限界……角田雄彦 純粋補助事実と関連性:刑事公判廷における性格証拠による証言の弾劾……緑 大輔 専門家証言……笹倉香奈 裁判員裁判と予断防止:自白の任意性判断時期と裁判体区分論を中心に……安部祥太 受忍義務否定論から見る台湾自白法則の光と影:憲法論か政策論かの攻防……林 裕順 中国における反復自白排除法則……肖 萍 任意処分の違法と違法収集証拠排除法則……葛野尋之 違法収集証拠排除法則における「重大な違法」……中川孝博 ドイツにおける被疑者取調べの録音・録画と記録媒体の証拠能力:ドイツ刑事証拠法をめぐる現状の一側面……斎藤 司 情況証拠による事実認定(その2)……岡 慎一 裁判員裁判における伝聞証言と関連性……山本 衛 防犯カメラ映像を用いた異同識別鑑定……古橋 将 証拠の同一性立証の現状と課題(証拠の保管過程を中心に)……贄田健二郎 証人審問権の保障と、国外にいる証人の公判外供述の証拠能力……和田 恵 米国陪審裁判における非経済的損害の算定……葦名ゆき 余罪取調べの違法とその後になされた自白の証拠能力:今市事件の検討……三島 聡 弾劾証拠と刑訴法328条……水谷規男 死刑事件における減軽証拠の証拠としての関連性……本庄 武 犯人の言動に関する経験則について:情況証拠による刑事事実認定論(7)……豊崎七絵 司法面接の記録の証拠利用……川出敏裕

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