裁判員裁判の評議を解剖する

ブラックボックスを開く会話分析

森本 郁代 / 北村 隆憲 / 小宮 友根 / 三島 聡 / サトウ タツヤ / 國井 恒志

2023年4月3日

日本評論社

4,950円(税込)

人文・思想・社会

模擬裁判・評議の会話分析によって、評議を可視化し、「裁判官と裁判員の協働」に向けてより良い評議メソッドの提言を目指す。 はじめに 裁判員裁判の現状の紹介と簡単な本書の概要、共同研究の経緯(森本) 第1部 裁判員裁判における評議の問題点と会話分析研究の必要性  第1章 裁判員裁判における評議研究の必要性・重要性(三島)  第2章 評議の会話を研究する意義ーー会話分析によるアプローチ(北村)  第3章 評議を「会話参加者の観点」から分析するーー評議会話の量的研究と会話分析(北村) 第2部 裁判官と裁判員の対等な関係性とはどのようなものか  第4章 裁判官の質問の宛先と裁判員の答え方(小宮)  第5章 「教室型コミュニケーション」はどのように生まれるのかーー評議における「話し手」と「聞き手」のふるまいの分析から(森本)  第6章 意見の「専有」から「共有」へーー付箋紙法と評議における意見表明の会話的環境(小宮) 第3部 裁判官と裁判員の意見の交流はどのように行われているか  第7章 評議では意見をいつどのように述べればよいのかーー裁判官と裁判員のディスコミュニケーションの観点から(森本)  第8章 裁判官と裁判員は議論の枠組みをどのように捉えているのか(森本)  第9章 裁判官による評議「マネジメント」の一側面ーー会話資源としての「後ろの位置」における発言(北村) 第4部 国民の「健全な常識」とは何か  第10章 裁判員は何者として意見を述べるかーー評議における参加者のアイデンティティと「国民の健全な常識」(小宮)  第11章 裁判員は常識モデルをいつどのように使うか(小宮) 第5部 心理学・刑事法学・裁判実務からみた評議の会話分析研究  第12章 心理学からみた評議の会話分析研究(サトウ)  第13章 裁判実務からみた評議の会話分析研究(國井)  第14章 刑事法学からみた評議の会話分析研究(三島) おわりに(森本)

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

1

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください