心理臨床におけるまなざし体験の生成

田中慶江

2013年7月13日

日本評論社

3,960円(税込)

人文・思想・社会

刊行に寄せて(皆藤 章) 序 章 まなざしと心の起源 第1章 心理臨床におけるまなざし体験の生成とは   1 関係のはじまり   2 「見えている」のではなく「見ている」赤ちゃん   3 見ることの臨床的意味   4 臨床実践における「まなざし体験の生成」の意義 第2章 母子の見つめあいから生まれてくるまなざし体験の生成   1 はじめに   2 見つめ続けること・まなざしを浴び続けること   3 他者を感じ、肯定されることから共に見る存在へ   4 「お母さんの目の中にAちゃんがいる」という言葉の意味    1 発達相談とK式発達検査    2 母子合同のグループセラピー   5 他者の視点の内在化と身体像の獲得   6 母親のまなざし 第3章 「自分」の生成とまなざし体験   1 はじめに   2 統合失調症の20代青年との面接過程    1 事例の概要    2 事例の経過   3 見る”自分”の存在   4 クライエントをまなざし、先に発見する   5 相づちと情動調律   6 見てくれる”他者”の存在   7 見守りのまなざし 第4章 描画における共に見る体験   1 はじめに   2 事例の概要    1 心理療法における描画    2 描画過程    3 最後の描画   3 考察    1 木を描く    2 自分の世界を再構成する動き    3 「共に見る体験」とjoint attention   4 描画を施行する「とき」   5 おわりに 第5章 箱庭による二重の見守り   1 はじめに   2 視野におさまること   3 養護教諭の箱庭体験を通路とするコンサルテーション    1 箱庭体験までの経緯    2 箱庭の体験過程   4 箱庭体験をめぐって    1 箱庭に見られる特徴について    2 見守られる体験    3 見えない領域にまなざしを向ける   5 箱庭療法におけるクライエント・セラピスト関係   6 箱庭による二重の見守り 第6章 まなざし体験をもたらす箱庭・はり絵・折り紙遊び   1 はじめに   2 いじめにあった少女の面接過程    1 事例の概要    2 面接過程   3 分けること    1 異界の出口と入り口    2 水のテーマ   4 区別する遊びのさまざまな段階    1 箱庭から分ける遊びへ    2 はり絵・折り紙による表現の意味    3 共に作り共に見ること   5 まなざしと共にあることの体験

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