安克昌の臨床作法

阪神・淡路大震災で自ら被災しつつ被災地に何度も赴き人々の傷に寄り添い続けた、ストイックに臨床に身を捧げた医師の人生に迫る。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ PART1　先生から学んだ臨床作法　 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 安克昌さんを巡る対話……岩尾俊一郎・中谷恭子 安さんの残したかったもの……野田哲朗 安克昌先生によるアディクション臨床への影響……松本俊彦 安克昌さんと自由に語る……横田 泉 安さんのこと……葛山秀則 安先生へ感謝を込めて……藤田昌子 安克昌に導かれて私は書いた……岡崎伸郎 安先生と学んだ日々……吉田貴子 安くんのこと……宮崎隆吉 安克昌先生との臨床体験で学んだこと……小川 恵 安克昌先生を自由に語るということ……高 宜良 臨床の神が降りてくるのだ……高木俊介 安克昌とは何者であったか……田中 究 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ PART2 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ［対談］安先生を自由に語る 　　……胡桃澤 伸・青山慎介　司会：高 宜良 参考文献「多重人格の治療を通して学んだこと」……青山慎介 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ PART3　安克昌と出会う ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ［インタビュー］主人公、安 和隆を演じて……柄本 佑 シーンを振り返って……安 成洋 心の傷を癒すということーー観客からのメッセージ（解説：安 成洋） プロダクションノート……安達もじり 安先生という存在を知って……九野（川竹）絢子 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ PART4　論文＆エッセイ再録 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ （1）マリリン・モンローの病跡 （2）児童虐待と多重人格性障害 （3）多重人格とは何か （4）訳者あとがき （5）サイの悪夢 （6）柔らかい石