
縛り首の丘
エッサ・デ・ケイロス / 彌永史郎
1996年4月30日
白水社
1,922円(税込)
小説・エッセイ
罠と知りつつ愛する女を救いに馬を駆る若き騎士ドン・ルイ。-途中、刑場の丘のかたわらを通りすぎるが、その時、縛り首の死体が彼に話しかける。「俺をつれていけ、何かの役に立つはずだ…」ポルトガル写実文学の先駆者エッサ・デ・ケイロースは鋭い観察眼、ユーモアと辛辣な皮肉を交えた重厚な文体でヨーロッパでは文豪として知られている。本書は彼の代表的な中編傑作「大官を殺せ」と表題作「縛り首の丘」とを選び、知られざる作家の魔術的リアリズムとも言うべき小説世界をはじめて日本に紹介しようとするものである。
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