
生まれるためのガイドブック
エクス・リブリス
ラモーナ・オースベル / 小林久美子
2015年8月30日
白水社
2,640円(税込)
小説・エッセイ
私たちは何度も生まれ変わる。 「誕生」「妊娠」「受胎」「愛」を主題に、思いもよらない出来事に遭遇してとまどう人々を温かい筆致で描く11の物語。エイミー・ベンダーをはじめ米国で大絶賛の新星による、チャーミングな傑作短篇集。 「ポピーシード」ロジャーとローラの八歳になる娘ポピーは、赤ん坊の知能のままベビーカーに横たわっている。目を合わせることも話をすることもない。そんなポピーに第二次性徴の萌芽が現れ、両親は動揺する。悩む二人に医者はある解決策を提示する。ポピーの成長の種を摘み取ればいいのだ、と。 「心房」ヘイゼルはもうすぐ高校二年生。ティーンエイジャーという厄介な年頃から脱出したいと願う彼女は、図らずも父親のわからない子供を宿してしまう。周囲の狂騒をよそに、ヘイゼルは、自分の胎内で日々成長していく生き物を夢想し、語りかける。「あんたって人間なの?」 「キャッチ・アンド・リリース」大リーグの投手を目指す少女バックは、森で一人練習に励んでいる。そこへ軍服姿の風変わりな老人が現れ、キャッチボールの相手を申し出る。二人はボールを投げ合い、交互に身の上話をすることにした。老人が語り出したのは、意外な事実だった。 誕生 安全航海 ポピーシード 妊娠 心房 引き出し 人生にようこそ、おめでとう 受胎 キャッチ・アンド・リリース セイバー 雪は遠くに 愛 老いも若きも 大言壮語 支流 謝辞/訳者あとがき
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