解釈学

文庫クセジュ

ジャン・グロンダン / 末松 壽 / 佐藤 正年

2018年7月10日

白水社

1,320円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

解釈学とは何であり得るか  古典的な意味における解釈学は、神学、法学、文献学など、テクスト解釈にかかわる諸学において発展し、解釈の実践を助ける補助的な機能を果たしていた。これはシュライエルマッハーまで続き、ディルタイ、ニーチェ、ハイデガーによって解釈の普遍哲学となる。やがて、ガダマーとリクールの思想において著しい発展を遂げ、20世紀後半の知的大論争(構造主義、イデオロギー批判、脱構築、ポストモダン)に大いなる貢献をする。  本書は、解釈学の起源、大著作家たち、彼らが引き起こした論争といった解釈学の歴史をたどり、また解釈の普遍性という意味をも検討する。  『宗教哲学』『ポール・リクール』の著者、ジャン・グロンダンの待望の邦訳。

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