グローバルオペレーターが変えるホテル経営

マネジメント契約はホテル産業に何をもたらしたか

田尾 桂子

2016年12月16日

白桃書房

3,300円(税込)

旅行・留学・アウトドア

「グローバルオペレーター」と言う言葉はあまり知られていないが、マリオット、ヒルトンなどのホテルチェーン名を知らない人は少ないだろう。これらは実はグローバルオペレーターのブランドである。 この業態はホテルの土地や建物を所有するホテルオーナーとは別の経営主体として、ホテルマネジメント契約の下に管理・運営を行っている。ホテル経営では、不動産に資金が必要な一方、運営手腕も必要なため、それぞれの得意分野に特化した機能分化が進み、米国を始め、グローバルに展開されてきた。 それに伴い、オーナー側とオペレーター側の利害対立もしばしば見られるようになってきており、マネジメント契約以外での契約も増えてきている。 本書は、ホテル業界の現状や歴史を振り返りながら、ガバナンスや業績評価、収益などを手がかりに2者間のマネジメント契約の功罪を探っている。 博士論文をもとにした本ではあるが、マネジメント契約の内実に関する情報や豊富な図表は、ホテル産業に関わる実務者にも貴重な資料となろう。

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