殺人定理

トニー・ケープ / 加藤洋子(翻訳家)

1996年8月31日

原書房

2,136円(税込)

小説・エッセイ

ケンブリッジ大学のカレッジで、優秀な若き数学者サイモンの縊死体が発見された。死因審問では、鬱病が再発したための自殺と結論づけられたが、スメイルズ刑事は疑いを抱く。サイモンは、ケネディ暗殺など、解明されていない事件の謎に数学的思考で挑み、その真相を書き残していたことがわかった。部屋に残されていた『ケンブリッジ定理』のファイルも、何か大事件に関するものらしい。スメイルズは、『ケンブリッジ定理』とサイモンの死の解明にのりだした。しかし、そんなスメイルズに、正体不明の者たちの魔の手が…。スメイルズ刑事の推理がたどり着いた先には、大がかりな謀略が仕組まれていたのだ。

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