古代エジプト探検百科
ヴィジュアルクロニクル
ニコラス・リーヴズ / 岡村圭
2002年10月31日
原書房
5,280円(税込)
人文・思想・社会
本書は、1799年のナポレオンの遠征隊によるロゼッタ・ストーン発見に始まり、ごく最近のザヒ・ハワスの黄金のミイラの谷発掘に至るまで、エジプト考古学の歴史に残る重要かつ魅力的な発見をつぶさに解説。ファイユームの肖像画、息を飲む美しさのネフェルトイリ王妃の墓、クフ王の船。そしてもちろん、ツタンカーメン王の墓。偉大な発見の数々をくわしく紹介。先王朝時代からローマ時代まで、デルタ地域からヌビアに至るまで、古代エジプトの全時代、全地域を網羅する。また、ツタンカーメン王の軍司令官ホルエムヘブと宝庫長マヤの墓、アクエンアテン王の謎の宰相アペレルの墓所とツタンカーメン王の乳母の墓など、その他の物も含めた発見のすべてを、発掘者本人・関係者のノートや日記、出版物からの丹念な抜粋や、貴重な写真(図版全597点)もふんだんに配し、発掘者の興奮した息吹まで再現。発見の陰に隠された知られざる物語、発掘者の人となりや当時の政治的背景をも浮き彫りにする。
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