フォト・ドキュメント 世界を分断する「壁」
アレクサンドラ・ノボスロフ / フランク・ネス / 児玉しおり
2017年6月23日
原書房
3,520円(税込)
人文・思想・社会
国を、民族を、家族を分断する「壁」は、今もなお、世界中で作られている。なぜそこに「壁」があるのか、なぜなくせないのか、世界の「壁」を見て歩き、問いかける。南北朝鮮からアメリカ、メキシコ、イスラエルまで、分断の現場を歩き続けた女性研究者による世界へ向けたルポルタージュ!
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toruo
(無題)
トランプが不法移民対策としてメキシコとの国境に壁を作る、と言ったときにはなんと馬鹿なことを言うんだと思ったのだけど、ふと前から壁があったような...と思った時にちょうど目についたので手にとってみた。やはり随分前から壁があって場所によってはかなり立派な。そして自警団的に休暇を利用して国境警備をしている一般市民までいる。トランプみたいにtwitterで言わないだけで例えばオバマ政権のときも160万人以上を壁のところで捕まえて阻止している。ほぼ同じ民族、文化を有する人たちを分断する物理的な壁ってバカバカしいと思うのだが本作のようにたくさんの写真まで掲載されるとその思いが更に増す。有名どころでは38度線、イスラエルの入植地、北アイルランド、マイナーなところだとキプロス島、モロッコが西サハラに敷設したもの、そのモロッコにスペインが飛び地を主張して敷設したもの、インドがカシミールに敷設したもの、同じくインドがバングラディシュとの国境に張り巡らせたものなど。分断のばかばかしさと不条理さを理解するにはうってつけの作品だと思います。
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