帝国の最期の日々 上

パトリス・ゲニフェイ / ティエリー・ランツ / 鳥取絹子

2018年2月27日

原書房

2,420円(税込)

人文・思想・社会

歴史は永遠にくりかえされるのが定めなのだろうか?この有名な問いかけについてはとりわけ、帝国の誕生と崩壊において考えさせられる。古代から、あらゆる大陸で、いくつかの国や地方が、武器や富、才気をもってほかを圧倒する強国にのしあがり、世界の広汎な区域を支配している。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(2

starstarstar
star
3.3

読みたい

3

未読

6

読書中

0

既読

5

未指定

9

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (1)

toruo

(無題)

starstarstar 3.0 2022年06月08日

タイトルそのままの内容。古代から現代に至る「帝国」の崩壊を網羅したもの。ここでいう「帝国」とは複数の民族を支配する国家のことで具体的には~アレクサンドロスの帝国、西ローマ帝国、ササン朝ペルシア、カロリング帝国、アラブ帝国、モンゴル帝国、ビザンチン帝国、マヤ・アステカ帝国、神聖ローマ帝国、スペイン帝国、ナポレオンのフランス、中華の各帝国、ハプスブルク帝国、オスマン帝国、ドイツ第三帝国、大日本帝国、イギリス植民地帝国、フランス植民地帝国、ソビエト連邦、の19ケースが取り上げられており、最終章は現代の最強の「帝国」である合衆国の崩壊はあるのか、にあてられている。結論が分かってしまうけども…崩壊に至る道筋はそれぞれ違っていて何か共通法則のようなものを見出すのは無理、ということが分かってしまう。それでも類似ケースとして歴史を参照することは意味があるだろうとは思う。各章の筆者がばらばらで読み難い章もあった〜個人的にはまえがきが一番厄介だった〜けどもじゅうぶん楽しめた。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください