
脳イメージング
ワーキングメモリと視覚的注意からみた脳
苧阪直行
2010年7月31日
培風館
5,060円(税込)
医学・薬学・看護学・歯科学
脳イメージングで脳の働きをとらえるにはどのような方法があるのか、また脳の働きを通して心の働きを知るには心理学の実験デザインをどのように組めばよいのかについて解説した実践的入門書。本書では、心の働きとして、志向的意識と深くかかわるワーキングメモリと視覚的注意を中心にとりあげている。この心の働きをとらえるための手法として、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)、経頭蓋磁気刺激(TMS)、脳磁図(MEG)を用いた実験について、実際の先端的脳研究をもとに解説している。さらに、心の窓といわれる目の動き(眼球運動)の原理と測定法についても紹介する。本書の内容は、記憶や注意に関する研究者が実際に行った実験をもとにしているため、実験の方法などが具体的にまとめられているのも特徴である。
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