デジタル電子回路
電子情報工学ニューコース
金子峰雄
2010年7月31日
培風館
3,520円(税込)
科学・技術
本書は、デジタル電子回路の機能、特性、限界などについて、その考え方、解析手法を詳しく解説した教科書である。まず、ブール代数の数学的基礎からはじめ、基本となる順序回路や論理回路について説明する。次いで、教育的に重要なバイポーラトランジスタと今日主流となっているMOSトランジスタについて、動作の概要とこれらを使ったデジタル回路を詳説する。最後に、計算機システムの主要な構成要素である記憶にかかわる回路を扱う。数式の導出、論理の展開は丁寧であり、初学者にとって無理なく読み進むことができる。デジタル電子回路の「今ある技術」を論じた本書は、電気・電子・情報を専攻する学生の教科書として、さらに回路・システム開発に携わる技術者にとっても有益な参考書である。
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