家族の思想

儒教的死生観の果実

PHP新書

加地伸行

1998年11月30日

PHP研究所

726円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

豊かで幸せな暮らしを享受しながらも、その内実は空虚で、何かことが起これば、すべて他人まかせでうろたえるばかりの日本人。本書で著者は独自の儒教解釈に基づきながら、祖先からの「血の連続」・「生命の連続」に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の「家族の思想」の根本であり、日本人が拠りどころとすべき精神であると論ずる。少年少女の荒廃、老親介護、出生率の低下など、日本の家族が直面する問題を深く洞察し、家族再生のための本質的な議論を展開する。

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