
空海と密教
「情報」と「癒し」の扉をひらく
PHP新書
頼富本宏
2002年9月30日
PHP研究所
792円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
平安の大思想家であり、今日なお、弘法大師として日本文化に深く溶け込む存在、空海。その生涯とは、密教の奥義をひもとき、聖なるエネルギーを広く行き渡らせるものであった。都を離れての山林修行、命がけの入唐、恵果阿闍梨との師弟関係、ライバル・最澄との接近と離別…。数々の伝記資料を用いながら、聖と俗の両界を自由に往来した空海の実像に迫る。単なる「知識」ではなく、身体で覚える「智恵」とは何か。空海の思想と行動を通して、現代人に「さとり」の意味を問いかける。
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