小澤征爾

日本人と西洋音楽

PHP新書

遠藤浩一

2004年10月31日

PHP研究所

814円(税込)

エンタメ・ゲーム / 新書

日本人指揮者である小沢征爾が、ウィーン国立歌劇場の総監督に迎えられたのは、画期的な出来事だった。それは、オペラの総本山が真の国際化に乗り出したということであり、また日本の異文化受容の到達点を示してもいる。世界のオザワが奏でるモーツァルトは、伝統的な解釈から解放されているのが魅力なのだ。モーツァルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどの演奏解釈を通して、さらに菊池寛、小林秀雄、三島由紀夫などの言葉を通して、小沢征爾が目指す音楽の本質を明らかにする。

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