火螢の城

PHP文芸文庫

秋月達郎

2015年3月6日

PHP研究所

1,012円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

慶長五年、徳川家康と石田三成が最も味方にしたい男がいた。京極高次ー妻と妹の「尻の力」によって出世したことから“ほたる大名”と揶揄される武将である。この優柔不断な男が流されるまま、戦国一勇猛とされる立花宗茂を迎え撃つ羽目に。十倍以上の敵を相手に高次は「敗けない」戦をどう挑んだのか…。関ヶ原の戦いの趨勢を左右した大津城の攻防を、迫力に満ちた筆致で描く歴史長編。

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