
知能のパラドックス
なぜ知的な人は「不自然」なことをするのか?
サトシ・カナザワ / 金井啓太
2015年7月23日
PHP研究所
2,200円(税込)
人文・思想・社会
IQの高い人はクラシック音楽好きで夜型人間が多い!? 知能の正体を進化心理学の観点から解明し、成功との因果関係を論じた本。
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よしくに
(無題)
書かれていないが、道徳主義の誤謬は、科学が優生説による人種差別の根拠となることを恐れるために生じるであろう 「知能とは正真正銘、IQテストの測定結果なのである。知能というものが確かに存在する」p.81 とあるが厳密には、体重や身長のように一意で決まる数値としての知能は存在せず、あるとすれば脳というブラックボックスの特性測定のために作られたIQテストの結果を知能として定義することになる 知能は人間の価値ではないというが、実際には現代の資本主義社会では知能が成功に影響を与えている。収入も高い。社会的により多くの価値を創造し、幅広い職業に適応できる人間はより価値があると言える。「知能は人間の価値ではない」とする主張は道徳主義の誤謬ではないか。 知能と環境の相関について、因果関係が一般に考えられているのと逆だ、とあるがp.88証拠は? 知能が高い親ほど子どもに受けさせる教育の質が高く、そのために知能が良くなるのではないか。 p.105 ポルノと現実の混同 筆者は区別しないが、映像のポルノを見て性的に興奮することと、身の回りの女性がポルノ女優のように振舞うと認識することは別次元ではないか。つまり、後者は論理的な推理の不足による誤解であり、IQだけで決まると考えられる。 p.110 知性と、子孫を残す能力の関係についての議論。 まず、社会の制度が影響を与えるため、職業が違う傾向にある集団を比較することは、個体の能力についての議論にならない。 また、ある年齢に区切っているが、重要なのは、死ぬまでに何人の子どもを残すかであろう。結婚が早いことに意味はない 「非常に聡明な白身女性のうち10%は、運動神経や社交性の指標で下位10%に入っている」というのは当たり前ではないか 筆者の考えには、人間の知らない人に対する善意というものが含まれない。自然な能力としてはないので、不自然な能力なのだろうが、余裕の誇示としてハンディギャップ理論で説明している。知らぬ人の気持ちの想像と同情。誇示というよりは、思いやる余裕と能力があるのでは。誇示が恥ずかしいことであると理解する知能はあるはずである。 理屈をこね回すのも余裕の誇示ではなくて、知的興奮に抗えないのではないか。能力の誇示も確かにあろうが。 また、無駄に難しいのは、本日の把握に失敗しているためではないか。つまり、、中途半端に知能が高い人に見られるのではないか 知能が高い人の傾向、会話は情報と論理を持って結論を導くプロセスであり、論理的でない会話に意味がないとする原理主義的思想に陥っているのではないか 神の話 本能は神を認識しないはず。科学とも区別しないはず。宗教は科学の初期形態 幼少期に植えつけられた原理的思想の転換の可否ということではないか。知能が低い人の柔軟性の欠如 反知性主義との関係は? 知能と相関する悪い習慣等はたくさんあるから、知能は身長や血圧と同じで、人間の価値を測るものでないし、知能が人種により異なるという結論は差別ではない、という。poltically correctに興味ないというが、politically incorrectにならない配慮に見えた
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