昨日の海は

近藤史恵

2015年7月17日

PHP研究所

1,650円(税込)

小説・エッセイ

いつも通りの夏のはずだった。その事件のことを知るまでは…25年前の祖父母の心中事件に隠された秘密とは。残された写真、歪んだ記憶、小さな嘘…。海辺の町を舞台とした切なくてさわやかな青春ミステリー。

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3.2 2018年02月09日

生命の故郷・海。海は母親のように暖かく抱きしめて慈しんでくれる。しかし、海は時として表情を一変して人に襲いかかる。まるで海に意思があるかのように表現するのは、単なる人間の思い入れに過ぎなく、実際のところ海は自然の摂理に従って今日も昨日の通りあるだけだ。 高校一年生の光介にとってこの夏、海はもう一つの意味を持つことになった。今から25年前に光介の祖父母が無理心中を図った現場が海である事が分かったからである。この事実は彼らの2人の娘の人生に大きな影を落とした。親の愛を受ける子供の立場からみれば、親の心中はネグレクトであり、心理的には見捨てられた思いが残る。これが無理心中となれば、少なくとも方親の愛を信じる事は可能だ。この作品は光介の青春ミステリーであるとともに、親の愛を信じたいと願う娘の物語でもある。

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